日本の心

最近の日本人は相手を思いやる心が失われてきているのではないかと思います。 そういった体験を私自身もしたり、また心ない光景を見たことがあるからかもしれません。

しかし、私はある日、ホッとするような体験をしました。

帰省のため、公共交通機関を利用し、電車からホームへ降りたときのことでした。 その時の私は、大きなキャリーケースと大きなトートバッグ、そして、自分のバッグを持っていました。

ホームから改札口に向かうのに、長い階段を登らなければいけませんでした。普段の私なら自分一人で、気合いを入れて荷物を運びますが、その時は違いました。

私が荷物を運ぼうと階段の前に来た瞬間、電車から降りて後ろからスーツを着た爽やかな男性が、私に一言、「荷物運ぶの手伝いましょうか?」と声をかけてきてくれました。

その時、私はとても嬉しかったのと同時に、日本人としての相手を思いやる、「日本の心」がまだ失われていないんだと思い、ホッとしました。 最近では、心ない光景を目にすることが多かったため、こういった体験を通して、日本も、まだ捨てたもんじゃないなと思いました。